サーバルキャットなど日本の一般家庭で飼育できない特定動物の猫一覧

サーバルキャット
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2020年7月に静岡県でサーバルキャットが脱走したことがニュースになりましたが、そもそもサーバルキャットって飼育して良いの?と思った方も多いのではないでしょうか。
サーバルキャットは、猫というには大きく、野生種に近い為、人に懐かないことは有名だからです。
今回は、サーバルキャットなど日本の一般家庭では飼育ができない猫種に関してまとめてみました。

イエネコもライオンも猫だが、飼育には法律の規制の違いがある

イエネコ(家猫)の種類は、アメリカンショートヘアーやスコティッシュフォールなど有名な純血猫種を含め、約300種類いると言われています。一方で、猛獣としてしられる虎やライオンも広義の意味で猫(ネコ亜Felinae)です。

日本でこれら猛獣と家猫を飼育する場合の違いは法律による規制の有無です。
法律で飼育をなぜ法律による規制がかかるかというと「人に危害加える恐れがあり、危険」だからです。
ですから、これら猛獣については愛玩目的での飼育は禁止され、一定の飼育環境を整えることができる個人・法人が都道府県知事又は政令指定都市の長の許可を得ることによって飼育が可能となります。

日本では、危険な動物とその交雑種(特定動物)の飼育禁止

人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種(特定動物)は令和2年6月1日から愛玩目的等で飼養することが禁止されました。

動物園や試験研究施設などの特定目的で特定動物を飼う場合には、動物の種類や飼養施設ごとに都道府県知事又は政令指定都市の長の許可が必要です。
また、飼養施設の構造や飼養・保管の方法についての基準を守らなくてはなりません。手続等については、管轄の都道府県又は政令指定都市の動物愛護管理行政担当部局にお問い合わせください。(地方自治体連絡先一覧)

危険な動物とその交雑種(特定動物)

  • アキノニュクス・ユバトゥス(チーター)
  • カラカル・カラカル(カラカル)
  • カトプマ・テンミンキイ(アジアゴールデンキャット)
  • フェリス・カウス(ジャングルキャット)
  • レオパルドゥス・パルダリス(オセロット)
  • レプタイルルス・セルヴァル(サーバル)
  • リュンクス属(オオヤマネコ属)全種
  • ネオフェリス・ネブロサ(ウンピョウ)
  • パンテラ属(ヒョウ属)全種
  • プリオナイルルス・ヴィヴェルリヌス(スナドリネコ)
  • プロフェリス・アウラタ(アフリカゴールデンキャット)
  • プマ属(ピューマ属)全種
  • ウンキア・ウンキア(ユキヒョウ)
  • 危険な動物とその交雑種(特定動物)に関しての情報

    アキノニュクス・ユバトゥス(チーター)

    アキノニュクス・ユバトゥスはチーターの学名で、速さと特徴的な斑点で有名な大型ネコ科動物です。日本では動物特定に指定され、ペットとしての飼育が禁止されています。ペットとして飼育し、スポーツにも使用していました。チーターと人間の関係は紀元前3000年から続いています。

    カラカル・カラカル(カラカル)

    カラカルは、ヤマネコの一種で、赤褐色や黄灰色の毛皮と独特の房状の耳を持つ中型の猫です。アフリカ、中東、アジアの一部が元々で、日本にもカラカルをモチーフにしたキャラクターがいます。2020年6月1日から、日本ではカラカルをペットとして飼うことができませんとなり、ペットとして飼育はできませんが、動物園や動物公園で見ることができます。

    カトプマ・テンミンキイ(アジアゴールデンキャット)

    アジアゴールデンキャットは、アジアの森林地帯に生息する特定の動物で、ネコ科の仲間です。野生での観察は困難で、生息数や生態系は不明です。日本では、特定の動物としての飼育許可が必要で、飼育方法については地方環境事務所に問い合わせが必要です。

    フェリス・カウス(ジャングルキャット)

    中東、インド、パキスタン、アフガニスタンに分布しています。
    比較的短い尻尾を持つ小型のネコ科の一種で、体長は50-75cm、尾長は23-35cm、体重は5-16kgである。と尻尾に黒い縞があり、 尻尾の先端は黒い。 耳は三角形で後ろ側が暗褐色で、 虹彩は明るい黄色である

    レオパルドゥス・パルダリス(オセロット)

    オセロットはヤマネコの一種で、日本では特定の動物として規制されています。にも記載されている消滅の様子です。

    レプタイルルス・セルヴァル(サーバル)

    アフリカ南部のサハラ砂漠に生息する中型野生猫のレプタイルルス・セルヴァル(サーバル)は、草原やサバンナ、湿地、森林、山岳地帯に生息し、単独で暮らすことが多い。 夜行性で、昼間は木の上で休む。であり、小型ネズミ、鳥類、爬虫類、昆虫、魚を食べる。日本では特定の動物に指定され、ペットとして飼うことはできません。

    リュンクス属(オオヤマネコ属)全種

    リュンクス属(オオヤマネコ属)全種とは、オオヤマネコ、カナダオオヤマネコ、ユーラシアオオヤマネコ、イベリアオオオヤマネコ、ボブキャットなどが含まれる。昆虫、魚などを食べ生活をしている猫種で
    これらすべて日本では、特定の動物に指定されており、ペットとして飼うことはできません。

    ネオフェリス・ネブロサ(ウンピョウ)

    ネオフェリス・ネブロサ(ウンピョウ)はアジア原産のヤマネコの一種で現存数は約10000匹と推定されています。
    日本では、特定の動物に指定されており、ペットとして飼うことはできません。

    パンテラ属(ヒョウ属)全種

    パンテラ属(ヒョウ属)全種は、ネコ科の大型肉食哺乳類のグループであるパンテーラ属のすべての種を指します
    この属には、ライオン、トラ、ヒョウ、ジャガー、ユキヒョウの 5 種がありすべて日本では特定の動物に指定されており、ペットとして飼うことはできません。

    プリオナイルルス・ヴィヴェルリヌス(スナドリネコ)

    釣り猫としても知られるプリオナイイルス・ヴィヴェルリヌスは、インド、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、タイ、ベトナムを含む南および東南アジアでよく見られます。
    スナドリネコは日本名でアニメ・漫画にも登場し、名前などは知られていますが日本では特定の動物に指定されており、ペットとして飼うことはできません。

    プロフェリス・アウラタ(アフリカゴールデンキャット)

    リュウケツネ科に属し、 アフリカの熱帯雨林に生息している小型の猫類です。
    日本の特定の動物リストに含まれており、 ペットとして飼うことはできません。

    プマ属(ピューマ属)全種

    ピューマ属(ピューマ属)は、哺乳綱食肉目ネコ科に分類される食肉類です。
    ピューマは、ネコ科の中ではパンテラ属の大型猫たちと並び最大級の動物であり、クーガーやマウンテンライオンとも呼ばれます。
    頭数も多くなく、かなり危険な動物でもあり、日本の特定の動物リストに含まれており、 ペットとして飼うことはできません

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