純血種で飼いやすい猫は?スコティッシュ・フォールド,アメリカン・ショートヘアー,マンチカンなど人気7種の性格・特徴・金額など

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純血種の猫は、伝統的に守られてきた毛並みや体つき、愛らしい仕草が人気です。

雑種猫と比べると、猫種ごとに外見・性格が把握しやすく、好みにあった猫を選びやすいことも人気がある理由でしょう。

今回は、数ある純血種の猫のなかでも、特に飼いやすいとされる7種の性格・特徴・をご紹介します。

純血種の猫で飼いやすい猫7種

スコティッシュ・フォールド

スコティッシュ
スコティッシュ・フォールドの祖先は1880年に中国で誕生したとわれ、1961年にスコットランドで再び出現した突然変異種です。

生後3週間くらいから3割程度の確率で、耳がひだ状に折れ、丸顔になるのが特徴で、人のように腰を下ろして後ろ足を前方に投げ出すいわゆる「スコ座り」という独特の座り方も人気の理由の一つです。

性格は穏やかで、人懐っこく、非常に愛情深い猫です。

体重は個体差があり3キロ~8キロ程度です。シルバータビーから三毛猫・黒猫など毛色は様々あります。

かかりやすい病気は、先天性の関節系疾患です。

ペットショップで購入する場合、生後2~3カ月の子猫で20万円~45万円程度と大きく開きがあり、たれ耳か否か、毛色が美しいかにより金額が倍ほど変わります。

アメリカン・ショートヘアー

アメショー
アメリカン・ショートヘアーは、もともと移民と共にアメリカ大陸にやってきたイエネコが原種です。ネズミ・蛇のハンティングを仕事として、人間と共に暮らしてきた猫(ワーキングキャット)で、環境への適応能力が高く、飼いやすい猫種といえます。

元々ドメスティックショートヘアという名前でしたが、1966年にアメリカン・ショートヘアに改名し人気が出た猫種です。
日本では15年程遅れた1980年頃から人気が出てアメショーの愛称で親しまれました。

性格は穏やかで家族に対して愛情深い反面、独立心があるため抱っこを嫌う猫もいますが手がかからないので初心者にもおすすめの猫種です。

体重は成猫で3キロ~6キロ程度で性別や猫によってで大きさが異なります。毛色はシルバーが一般的ですが、ホワイト・クリームなど多彩なカラーがあります。

かかりやすい病気は、肥満から来る心筋症です。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で15万円~22万円程度です。

マンチカン

マンチカン
マンチカンは突然変異体として各国で確認されてきた猫種ですが、本格的な繁殖が始まった北アメリカのルイジアナ州が起源です。

見た目のとおり、短い脚が特徴的な猫種です。発見当初は、遺伝子を問題視されましたが、検査の結果短い脚は障害などではなく健康体で「根本的に異なった構造をもつ猫」として1980年代に正式に血統として認められました。

マンチカンは長毛、短毛にわかれますが、長毛種でも毛は絡みにくいのでお手入れも難しくありません。

性格は、好奇心旺盛でとても活発です。また、人懐っこい性格ですので、はじめて猫を育てるかたにもおすすめです。

体重は成猫で2キロ~4キロ程度と小柄な猫です。

マンチカンの健康管理で重要なのが、食事管理です。肥満体になると足が短いため、お腹を地面に擦ってしまい皮膚に異常が出ます。

平均体重を超えないようにきちんと管理しましょう。

また、骨格異常はありませんが、肥満体になると通常の骨格の猫と比べ、腰や、膝への負担がかかりますので、椎間板ヘルニア、膝の脱臼には注意しましょう。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で20万円~40万円程度と現在人気に対して供給が足りず、高価な猫種となっています。

ロシアンブルー

ロシアンブルー
ロシアンブルーは、1860年代に英国の水夫たちがロシアから連れてかえったのが起源といわれる猫種です。

性格は、物静かで「ボイスレスキャット」と呼ばれます。
また「犬のような猫」と形容されるほど飼い主に対する忠誠心が厚く、主人と認めた人には献身的な愛情を注ぐ半面、見知らぬ人間・動物には強い警戒心をもって接します。

環境の変化に敏感なため、完全室内外となります。

身体的特徴は、シルバーブルーの被毛と美しいブルーアイです。体重は3キロ~5.5キロ程度でスマートですが、ダブルコートと呼ばれる分厚い毛皮をもっているため実際に触ってみると筋肉質です。

かかりやすい病気は尿路結石です。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で16万円~25万円程度です。

ラグドール

ラグドール
ラグドールは、1960年代にカリフォルニアにいたシールポイントが原種といわれ、ペルシャとシールポイントのバーマンをかけあわせつくられた新しい品種です。(2000年アメリカの猫種登録協会公認)

美しい薄いブルーの瞳とふんわりとした柔らかで美しい毛並みが特徴的な猫です。

メスで4~5kg、オスで6kg~10kgとオスとメスの体格差が大きい猫種です。

通常猫は、1年で成猫になりますが、ラグドールは成長が遅く、3-4年ほどで成猫になり、食事はよく食べるため肥満には注意しましょう。

ラグドールとは英語で「ぬいぐるみ」という意味で、名前の通り、猫の中でも抱っこが好きな品種といわれています。

性格は小さな子供やほかの動物にもなどにも寛容に接する優しい性格の子が多く、鳴くことも少ないといわれています。長毛種のわりに抜け毛や毛が絡まないお手入れが楽な長毛種ですが、それでも毎日のブラッシングは重要です。

かかりやすい病気は尿路結石・肥大性心筋症です。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で18万円~34万円程度です。毛色・毛足の長さや柄が原種に近いほど高価です。

メインクーン

メインクーン
メインクーンはニューイングランド地方メイン州が原産のアメリカで最古、最大の猫種で、メイン州公認の「州猫」にも認定されています。

カラダの模様や狩りの習性がアライグマに似ていることから、メイン州のラクーン(アライグマ)、メインクーンと呼ばれるようになったそうです。

家猫の中では、最大級の体格と立派な毛並みが特徴です。体重はメスで6kgオスで8Kgといわれていますが、避妊・去勢をした個体では12kgを超えることもあります。メインクーンのギネス記録は15.8kgと大型犬と遜色ない大きさです。大きな体格を維持するため、食費はかかる猫種といえます。

性格的には、穏やかで人間の家族やほかの動物ともうまくやっていけます。

寒さや環境への適応も早く、さらに頭の良い猫といわれており、毎日のブラッシングさえ問題なければ、はじめて猫を迎えるかたにもおすすめです。

かかりやすい病気は肥大性心筋症・脊髄性筋萎縮症・遺伝的な関節系疾患です。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で20万円~30万円程度です。ブラウンタビー・レッドタビーが高価です。

ペルシャ

ペルシャ猫
ペルシャは、その名のとおりイランが原産国です。中東のトルコを経由し、イタリアに渡り、古くからイギリスでショーキャットとして愛されてきた品種で、「猫界の王様」といわれる猫種です。

また別名「チンチラ」とも呼ばれており、毛色によってチンチラシルバー、チンチラゴールデンなどといわれます。

性格は、見た目の高貴な雰囲気とは裏腹に、おっとりタイプの猫種です。わがままな行動をしたり、いたずらをすることはほとんどなく性格的には飼いやすい猫です。
日本では、高級猫フードのCMなどに起用されていることから、高飛車なイメージですが、実際は、穏やかでフレンドリーな個体が多い猫種です。

健康管理で重要なのが、長毛種共通のブラッシングです。自分で毛づくろいをしますが、病気を防ぐためにも1日1回はお手入れをしてあげましょう。

きちんと、健康管理を徹底している家庭では、20年生きるケースも珍しくありません。

かかりやすい病気は多発性嚢胞腎・歯肉炎です。

ペットショップで購入する場合生後2~3カ月の子猫で20万円~30万円程度です。どちらかというとチンチラシルバーが高価といえます。

純血種の猫は、性格・外見、健康リスク・どれだけのお手入れが必要かで選ぶ

純血種の猫は、世界各国で100種類以上存在しているといわれており、今回ご紹介した7種以外にも、魅力的な猫はたくさん存在しています。

どんなタイプの純血種猫がご自身に合っているかは、性格・外見、健康リスク・どれだけのお手入れが必要かをよく理解し選ぶことをおすすめいたします。

さらに、先天性異常などがないか、ペットショップやブリーダーもよく吟味し、素敵な家族を迎えてください。

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